はぁ……

人生にifなんてナンセンスだけども、許されるのならもっと高校の時に勉強しておけばよかった。結果として今医学部に所属できてるけども、もっと程度の高い所に行っていた未来があったかもしれない。別に今の大学の授業内容とか教授陣に文句があるんじゃなくて、なんつーか学ぶ側の学生の質がなんか物足りない。腐っても医学部の学生なんだからそれなりな能力をみんな持ち合わせているのは事実なんだけど、それは主にテスト前の一夜漬けとかいかに楽して進級するかとかに裂いている連中が多すぎる気がする。普段から学問にマジに取り組んでる連中がごく少数な気がする。そこが物足りない。自画自賛だけども個人的に自分は毎日真面目にコツコツ学問に取り組んでるつもり。まあ生来の意志の弱さで易きに流れてる時があることは否定できないんだけど、それでも一応頑張ってると胸を張って言える。だけども周りの連中的には俺は結構異端な存在らしい。遊びよりも学問を優先する姿勢が。
これはもう各個人の価値観の問題であってどうしようもないことなんだけども、なんというか敢えて隔たりがあることを承知で言わせてもらえば、もうそろそろ自分の将来についてマジになってもいい時期なんじゃないかって思う。確かに大学生活は社会に出る前の最後のモラトリアムだってことはわかってるけども、だからといって今を享楽的に過ごしていいってことにはならんのじゃないかな。特に俺らは医学の道を歩んでるわけで、将来多かれ少なかれ人の命を預かる仕事に就く。そしてちょうど今基礎医学の範囲、特に解剖をやってる訳だけど、これは今後学んで行く臨床分野とは切っても切れない関係にある。だから今テキトーに「試験だけ受かればいいや」的なスタンスでいると、いつか絶対に膨大な医学の情報の海で遭難することになるんじゃないだろうか。このことを理解(少なくとも薄々感付いてる)してる人間が少ない気がするんだよなぁ。まあこの大学だけのことに限らず最近の大学生一般がこんな感じだと言われたらそれまでのことなんだが…。